満開だけあって、見事な桜でした。
桜は、南殿(なでん)桜という種類のものが多かったです。
花びらが、ピンク~白のグラデーションになっててキレイです。
この桜は、松前公園「光善寺」内にある、「血脈桜」から株分けされたものだそうです。
血脈桜
一応GWですが、飛び石連休の初日なのか人は少なめ。
ゆっくりとまわれたのはヨカッタ。
お花見が終わって、函館に帰る途中、ちょっと寄り道。
トラピスト修道院。
坂道が結構キツイです。
事前に予約すれば修道院の中を見学できます。(男性のみ)
次の日の日曜は、函館聖ヨハネ教会(聖公会)で妹家族の堅信式。
「堅信式」ってなぁに?って方も多いと思うので少し補足。
岩波書店:岩波キリスト教辞典 より
堅信 [ラ]confirmatio [英]confirmation
キリスト教の入信の儀礼の一つで、洗礼後に授けられ、聖香油の塗油、もしくは按手をともなった塗油の象徴を通して洗礼の時に受けた“聖霊の恵みを再確認し、キリスト者をいっそう明確に教会の使命へと派遣するとされる。本来は洗礼から独立したものではなく、古代教会で幼児の洗礼が慣例化されるにともない、成長して自分の意志で信仰を表明したときに改めて授けられるものとして発展した。使徒言行録によれば、すでに洗礼を受けたものが改めて使徒の按手によって聖霊を受けたり〔使8:14-17〕、逆に異邦人で聖霊を受けたものが洗礼を受けてキリスト者になったり〔使10:44-48〕、洗礼と聖霊との関係は流動的である。ここから特別に聖霊を授ける儀礼として堅信が理解された。3世紀ヒッポリュトスの『使徒伝承』では、洗礼後に司教のと油と按手による聖霊の授与が言及される。5世紀には『堅信』の名称も定着し、洗礼を完成させるサクラメントとして司教によって授けられるようになった。今日でもキリスト教国では、幼児洗礼を受けたものが改めて教理を学び、信仰告白をして、堅信を授けられて教会のまったき成員となるという習慣がある。しかし、日本のように大人の回心と洗礼が通常の場合には、洗礼式の中で同時に堅信が授けられることが多い。カトリック教会と正教会では7つのサクラメントの一つに数えられるが、聖公会とプロテスタント諸教会ではサクラメントとは呼ばない。
B.D.タッカー著/道をたずねて 祈祷書に基づいたカテキズム より
208 問 堅信とは何ですか?
答 堅信とは、キリストに対する私たちの献身の意志を成人として表明する聖奠的儀式のことです。堅信式において、祈りと主教による按手をとおして、私たちは聖霊から力を与えられるのです。堅信は洗礼の際の誓約-罪を退け、神を信じ、神の戒めに従い、イエス・キリストを救い主として受け入れるという誓約-を自発的に再度確約することであり、私たちがキリスト者として愛の生活の中で成長していけるように、聖霊による恵みをさらに豊かなものにするための聖奠的儀式である、とも言えます。幼児洗礼を受けたものにとっての堅信は、両親や教父母が代理で結んでくれた洗礼の誓約を、キリスト教について学んだのちに、自らの意志によって結び直すという意味を持っています。成人になってから授洗する人の場合は、堅信は洗礼を完成させるためのものですから、初代教会の時代にもそうしていたように、洗礼と同時に堅信も行う方がよいでしょう。堅信式にはまた、福音をすべての人々にのべ伝えるキリストの使徒として信徒を按手し、キリストの愛の業を行う者として世の中へ送り出すという、任命式あるいは壮行式のような意味もあります。一般信徒の奉仕には、聖職が行う務めと同じくらいの重要性があるのです。