今日はマニラフォルダ(Manila Folder)の紹介です。
このカタチ、どこかで見たことはありませんか?
実はウィンドウズのフォルダは、このマニラフォルダが元のデザインなんです。
日本の文房具店や事務用品店では「個別フォルダ」と呼ばれています。
僕がこのマニラフォルダを使い始めたのは、21歳の時。かれこれ15年くらい前ですね。アメリカ・ボストンに旅行に行ったとき、事務用品店でふとみかけて、その手触りやシンプルさに惹かれて購入したのが始まりです。
リーガルパッドの記事でも少し書きましたけど、アメリカの用紙サイズって日本やヨーロッパの規格と少し違って、
レターサイズとかリーガルサイズってのがビジネスや公文書に使われています。
このマニラフォルダも、サイズは
レターサイズ。でも、A4用紙がぴったり収まってくれます。
さて、「マニラフォルダ」っていったい何なんでしょうね。日本ではほとんど知られてませんが、アメリカ圏ではよく使われているようです。
まずは、マニラフォルダについてその意味や特徴を。
最初に、「マニラ」という言葉ですが、すぐ思い出すのがフィリピンの「マニラ」ではないでしょうか。実際その通りで、マニラとはフィリピンが原産の「マニラ麻」のことなのです。詳しくは、
Wikipediaもご覧ください。
マニラ麻はとても強靱な繊維で、耐水性、耐光性にも優れた材質で、この繊維を材料にしているマニラフォルダも、日本でよくみかける紙製の個別フォルダとは違い、薄いのにコシと張りがあり、しなやかで折れにくく、軽量でしかも安価です。これがなんとも不思議で魅力のあるところ。マニラ繊維ならではと思います。
使い方というか用途は個別フォルダと同じですね。プロジェクトごとにフォルダにタイトルをつけて、そのなかに資料やメモを放り込みます。僕は仕事以外にも、病院の領収書・薬の説明文、給与明細、保険・年金書類、犬の血統書・ワクチン接種書類などなど、せいぜい仕事用と個人用にファイルボックスを使い分けるくらいで、とにかくフォルダに分類してぶちこんで、A4サイズのファイルボックスに適当にいれておきます。単純ですけど、タブで書類やデータを探しやすいですし、かさばらず、取り出しやすく整理できます。フォルダ1つあたりの原価は購入にかかる諸費用を別にするとわずか7円程度ですので、ガシガシ使っていきます。使わなくなったら、タブにシールを貼り直したり、消しゴムで消して再利用。
これまでは、日本の海外事務用品取扱店である、
オフィスデポや、
ロケットシップなどで購入できていましたが、オフィスデポでは2008年8月現在で取扱中止/再開未定、ロケットシップでは2008年4月からアメリカからの輸入中断という状況です。日本国内で買おうとすると、関東を中心に展開しているホームセンター・
ジョイフル本田で買うしかありません。
マニラフォルダーは国内ではマイナーな事務用品ですが根強いファンも多く、簡単に購入できなくなったことは非常に残念です。
かくいう僕も、そろそろ手持ちが少なくなってきたので補充したいと思い、住んでいるところが札幌ということもあってジョイフル本田には行けず、いろいろと探したのですがやはり国内での購入はまず無理と判断しました。
そこで、今回はアメリカから個人輸入で購入しました。マニラフォルダは150枚入り1箱で$8.99。どうせなので2箱購入。また、ついでにこれも日本では今買えない留め具付封筒、100枚入り1箱$6.29。(近いうちにUPします)も購入。その他に、輸入代行手数料と日本までの送料などがかかり、総額では約¥16,500-ほどに。こだわりがなければあきらめたいほどの諸経費のかかりようです。早く日本でも販売を再開してほしいものです。
商品参考→
アメリカ・オフィスデポでのマニラフォルダー
現状では購入方法が限定される残念な商品ですが、その魅力と使いやすさを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
少し写真をまじえてさらに紹介させてください。
届いた箱を開けた状態です。これには150枚びっちり入ってました。
タブはたいてい3つに分かれています。左、中央、右とそれぞれ1/3くらいずつの幅です。
二つ折りになっているマニラフォルダーの下部には、中に入る書類の厚さに合わせて厚みが調節出来るように1/4インチ間隔で3本のラインが入っています。最大で3/4インチ(約1.9cm)の厚さに対応できます。
マニラフォルダーを開いたところです。とてもシンプルです。
今回は、アメリカのオフィスデポから輸入しました。フォルダの内側にさりげなく印刷されています。
マニラフォルダの幅はA4サイズよりもすこし短いので、A4のファイルボックスに収納すると使いやすいです。もちろん、A4の書類が入っててもつっかかったりはしません。
ざっとマニラフォルダーを紹介させていただきましたがいかがでしょうか。便利だと思うんですけどね。
今のアメリカという国にはあまり魅力は感じないのですが、アメリカンな事務用品、特にこのマニラフォルダーやリーガルパッドにはとても惹かれています。
さて、次回はまたまたアメリカンな事務用品である、
留め具付封筒をご紹介します。
これもマイナーなものですが、アメリカンなチープさがなんともいいのですよ。
ではでは。
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